こちらでは対象の Windows のパソコンが Miracast 機能に対応しているのかを確認する方法をご紹介します、Miracast とはワイヤレス(ケーブル無しの無線接続)で画面の映像を出力または入力することができる機能ですね、例えば「パソコンの大きな画面に Android スマホの画面を映す」ではスマホの画面をパソコンに映す方法を、そしてこの方法で映せない場合はパソコンの設定を変更する方法を「パソコンにワイヤレスディスプレイのオプションを追加する」でご紹介しましたが、それでも映せないという場合はそもそもパソコンが Miracast に対応していない可能性があります、そこで今回は対象のパソコンが Miracast に対応しているかを確認してみましょう、もしその結果パソコンが対応していなかったとしても、比較的に新し目のパソコンであれば簡単な方法で Miracast を使えるようになるかも知れません、ちなみに Windows のパソコンで Miracast を使用する為には以下の条件を満たす必要があります。
- Windows Display Driver Model (WDDM) 1.3 をサポートするディスプレイ アダプター
- Wi-Fi Direct をサポートする Wi-Fi アダプター
- Windows 8.1 以降

まずは WDDM が 1.3 以降かを確認してみましょう、キーボードの「Windowsキー」を押したままの状態で「Rキー」を入力してください、「ファイル名を指定して実行」が開きますので下記をコピーして「名前」のボックスに貼り付けたら「OK」ボタンをクリックします。
dxdiag

DirectX 診断ツールが開いたらウィンドウの左下の箇所を御覧ください、緑色のバーが表示されていますよね、この緑色のバーが消えたら下部の「情報をすべて保存」ボタンをクリックして、「名前をつけて保存」が表示されたらデスクトップでもどこでもいいのでテキストファイルを保存しましょう。

次は保存したテキストファイルを開いて「WDDM」を検索します、例えば「メモ帳」の場合だと上部のメニューから「編集」をクリックして、編集のメニューから「検索する」をクリックしてください。

すると検索ボックスが表示されますので「WDDM」と入力したあとに「Enterキー」を入力、または右側の虫眼鏡のマークのボタンをクリックしましょう。

これでテキストファイルの中から「WDDM」の文字を検索することができました、例えば上の画像をご覧いただくと Driver Model の箇所が「WDDM 3.1」になっていますよね、つまり「1.3」以降なのでこのパソコンのディスプレイ アダプターは対応しているということになります、もしこのディスプレイ アダプターの条件がクリアできていない場合は、対応するには手間とお金が結構掛かってしまいますので残念ながら諦めたほうがいいでしょう。
もし 「WDDM 1.3」 以降で 「Windows 8.1」以降という条件をパソコンがクリアしているのなら、あとは Wi-Fi Direct に対応すれば Miracast を使用する事ができるようになります、一番簡単なのはパソコンの端子に挿すだけの Wi-Fi Direct 対応の無線LAN子機を購入することですね、パソコンのケースを開けて部品を組み込むなんて手間も必要ありませんので、ただし販売サイトどころかメーカーのサイトをみても Wi-Fi Direct 対応かはほぼ記載が無いので、購入予定の子機名で検索するなりして情報を集めるしか無いのが現状です、ちなみにあくまでも私の感想ですが TP-Link の子機は対応している事が多い気がしますね、こちらの「ARCHER T2U Nano」も対応していました、基本的に今まで Wi-Fi の無い状態(有線)で使用していたパソコンでしょうから、Wi-Fi の速度は余り気にしないと思いますのでこちらがもっとも低価格なクラス帯の Wi-Fi Direct 対応の子機になるかと思います。
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